売買決済の実務|必要書類

印鑑証明書はいつ・何通?|チャートで分かる、決済日から逆算した準備

売主さんから、印鑑証明書はいつ取ればいいかと聞かれました

契約のときに、売主さんから「印鑑証明書はいつ取ればいいですか」と聞かれました。決済はまだ2か月ほど先です。ついでに取ってきてもらったほうが早い気もするのですが、それで大丈夫でしょうか。何通要るのかも分かっていません。

決済の日に3か月以内であれば、いつ取ったものでも使えます

登記に出す印鑑証明書は作成後3か月以内のものに限られます。契約のときに取った分も、決済の日に3か月以内ならそのまま使えます。

決済まで半年あるといった案件では、いつ以降に取ればよいかを日付でお伝えします。作成日をお知らせいただければ、手元の分が使えるかどうかもこちらで確認します。

日数がかかるのは、取る時期ではありません。売主さんが実印をまだ登録していないときです。

3か月の期限が付くのは、登記で実印をつく側の分です

同じ印鑑証明書でも、何に添えるかで期限の有無が変わります。決済で使うのは、次の4つです。

何に添えるか期限
売主さんの印鑑証明書売買の登記の委任状に添えます作成後3か月以内
買主さんの印鑑証明書住宅ローンを使うとき、抵当権の設定に添えます作成後3か月以内
遺産分割協議書に押した分相続の登記が先に要るとき期限はありません
買主さんの住民票買主さんの住所を証明します期限はありません

期限が付くのは、登記で実印をつく側です。売主さんと、住宅ローンを使う買主さんがこれにあたります。遺産分割協議書に押した分に期限はありませんが、その相続人が売主になるなら、売買の委任状に添える分は3か月以内のものが別に要ります。

決済までに日数がかかるかどうかが、ここで分かれます

選ぶと、その先だけが出ます

売主さんの印鑑証明書について、近いものを選んでください

売主さんにうかがう前の、聞いている範囲でかまいません。

印鑑証明書はいつ取るか聞かれた

売主さんの印鑑証明書は、いまどうなっていますか

4とおりを、まとめて見る

もう取ってある

作成日を確認します。そのまま使えることがほとんどです

  • 印鑑証明書の作成日
  • 決済の見込み時期

作成日だけで分かります。決済の日に3か月を過ぎるようなら、取り直していただく時期もあわせてお伝えします。

まだだが、実印は登録してある

決済の日が決まってからで間に合います。日付でお伝えします

  • 決済の見込み時期
  • 売主さんの人数

決済まで半年あるといった案件でなければ、いつ取っていただいても3か月に収まります。面談が先にある案件は、面談の日も見たうえでお伝えします。

実印を登録しているか分からない

まず実印の登録からです。決済の日を決める前にお知らせください

  • 決済の見込み時期
  • 売主さんのお住まいの市区町村

登録は市区町村の窓口です。顔写真付きの本人確認書類があればその日のうちに済みますが、無いと照会の郵便を待つので1週間ほどかかります。印鑑証明書は、登録が済んでからでないと取れません。

決済の日が延びた、または早まった

新しい日で見直します。動いた時点でお知らせください

  • 新しい決済の日
  • 印鑑証明書の作成日

延びたときは期限を過ぎていないか、早まったときは取る時期が間に合うかを確認します。どちらも作成日と新しい日で分かります。

  • マイナンバーカードがあればコンビニでも取れますが、実印の登録が済んでいること、その市区町村がコンビニ交付で印鑑証明書まで扱っていること、カードの電子証明書が切れていないことが要ります。窓口なら確実です。
分かれ道の全体を、図で見る
印鑑証明書の準備の流れ図。もう取ってあるか、実印を登録してあるかで、決済までに要る日数が分かれる
実印の登録から決済の日まで、どこに日数がかかるかの図です。

担当者の方からいただきたいもの

通数は案件で変わります。次の3つをいただければ、取る時期とあわせて数えてお返しします。

  • 売主さんの人数共有ならお一人ずつ要ります。ここで通数が変わります(共有名義の不動産を売却する)。
  • 物件の所在地物件が2つの法務局にまたがると申請が分かれるので、その分だけ通数が増えます。
  • 買主さんが住宅ローンを使うか使うなら買主さんの分も要ります。使わないなら、買主さんは住民票だけです。

金融機関との契約で別に求められることもあるので、合計で何通取るかは金融機関にもご確認ください。

司法書士から、ひとこと

執筆・監修者の小野田敦士

小野田 敦士

  • 司法書士
  • 行政書士
  • 宅地建物取引士

印鑑証明書は、決済の日に3か月以内なら、いつ取ったものでも使えます。実印の登録がまだという話だけ、早めに聞かせてください。

この案件のご相談

この場面で、当事務所ができること

  • 決済の日から逆算して、いつ以降に取ればよいかを日付でお伝えします
  • 売主さん・買主さんそれぞれに何通要るかを数えてお返しします
  • 実印の登録がまだのときは、決済の日までに間に合うかを先に見ます
決済予定日
未定なら「◯月下旬」など見込みで構いません。
物件の所在地
市区町村までで足ります。土地・建物がいくつあるかも分かれば添えてください。
権利証の有無
未確認なら「未確認」とお書きください。

決済の見込み時期と、売主さんの人数をお知らせください。

この案件を相談する受付 10:00〜19:00/見積もりは無料です。個人名・地番は最初のご連絡では不要です。「売主・買主の必要書類」で引き受けることを見る
契約のときに取ったものは使えませんか?

決済の日に作成から3か月以内であれば使えます。契約から決済まで2か月ほどの案件なら、そのまま使えることがほとんどです。作成日をお知らせいただければ、こちらで確認します。

何通取ってもらえばよいですか?

登記に出すのは、売主さんお一人につき1通が基本です。物件が2つの法務局にまたがると申請が分かれるので、その分だけ増えます。数えてお返しするので、物件の所在地をお知らせください(決済の必要書類)。

期限が切れていたら、決済はできませんか?

取り直していただければ進められます。ただ決済の日に気づくと間に合わないので、作成日は早めにお知らせください。

この記事に出てくる言葉

この記事は、一般的な個人間の売買を想定した説明です。必要な書類や手続は、当事者・物件・融資の条件によって変わります。実際の案件では、担当する司法書士にご確認ください。