売買決済の実務|本人確認

司法書士が作る本人確認情報の費用|表で分かる、売主さんへの伝え方

「権利証がないと別に費用がかかる」と言われました。どう説明すれば?

戸建ての売買で、決済は3週間後です。売主さんが権利証を見つけられず、司法書士さんから「本人確認情報を作るので、別に費用がかかります」と言われました。売主さんには急な出費になるので、何のお金なのかをきちんと説明したいのですが、うまく言えません。

税金ではなく司法書士の報酬で、売買の登記の費用とは別にいただきます

登録免許税のような税金ではありません。司法書士が売主さんと面談して権利証の代わりになるための報酬です。金額は、売主さんとお会いしたことがあるかどうかと、どこへうかがうかで変わります。

事務所までお越しいただけるなら、交通費はいただきません。ただ、お住まいを拝見することもあるので、こちらからうかがうことのほうが多いです。お支払いは決済の日に、ほかの費用とあわせてご精算いただきます。

物件の所在地をいただいた日に、通数まで入れてお出しします

見積もりを出すために、司法書士が登記事項証明書で見るのは次の2つです。

  • 名義人が何人いるか権利証を出せない方ひとりにつき1通です。同じ方が土地も建物も売るときは、まとめて1通で済みます。
  • どこへうかがうことになるかご自宅でも入院先でも、司法書士がうかがいます。うかがう先によって、交通費と出張の費用が変わります(遠方に住む売主さんの決済)。

売主さんの事情で、どう変わる?

売主さんにお伝えできること司法書士がすること
売主さんとお会いしたことがないいちばん手がかかるところです。面談で、ご本人であることを一から確かめます。
以前にお取引がある売主さんその分、抑えられます。面識があることを前提に確かめます。
事務所までお越しいただける交通費はいただきません。日時を決めて、お待ちしています。
ご自宅・入院先・遠方へうかがう交通費が加わります。うかがう先と日程を決めます。
共有で、お二人とも権利証が見当たらない人数分になるので、その分増えます。おひとりずつ面談します。ご都合が合えば同じ日にまとめられます。
面談の前に権利証が見つかったかからなくなります。作成を取りやめて、見積もりを引き直します。

担当者の方からいただきたいもの

売主さんにお伝えする金額が要るときは、次をお知らせください。

  • 物件の所在地か、登記事項証明書名義人が何人かを、ここで見ます。重要事項説明のために取ったものがあれば、その写しで足ります。
  • 売主さんがいらっしゃる場所市区町村までで足ります。うかがう先が決まると、交通費まで入れた金額をお出しできます。

司法書士から、ひとこと

執筆・監修者の小野田敦士

小野田 敦士

  • 司法書士
  • 行政書士
  • 宅地建物取引士

権利証の代わりになる手続きなので、売買の登記とは別に費用がかかります。売主さんへの伝え方は、ご相談ください。

この案件のご相談

この場面で、当事務所ができること

  • 登記簿の名義人を見て、何通になるかを数えます
  • 売主さんとお会いしたことがあるかどうかを見て、金額をお出しします
  • 権利証が見つかったときは、作成を取りやめて見積もりを引き直します
決済予定日
未定なら「◯月下旬」など見込みで構いません。
物件の所在地
市区町村までで足ります。土地・建物がいくつあるかも分かれば添えてください。
権利証の有無
未確認なら「未確認」とお書きください。

権利証が見当たらないこと、物件の所在地、売主さんがいらっしゃる場所をお知らせください。通数を数えて、お見積もりをお出しします。

この案件を相談する受付 10:00〜19:00/見積もりは無料です。個人名・地番は最初のご連絡では不要です。「本人確認情報」で引き受けることを見る

本人確認情報の費用で、よく聞かれること

この報酬がかからない方法はありますか?

法務局から売主さんへ郵便で問い合わせる方法(事前通知)なら、かかりません。ただ、売買の決済では使えない理由があります(本人確認情報)。

売主さんと買主さん、どちらの負担になりますか?

売主さんのご負担とすることが多いところです。ご契約で決めていれば、それに合わせて分けます(売買決済の司法書士費用)。

決済まで日がないのですが、間に合いますか?

作成そのものに日数はかかりません。かかるのは、売主さんとお会いする日を取ることです(売主の権利証が見つからないとき)。

この記事に出てくる言葉

この記事は、一般的な個人間の売買を想定した説明です。必要な書類や手続は、当事者・物件・融資の条件によって変わります。実際の案件では、担当する司法書士にご確認ください。